レーザーは人工的に作られた光で自然光とは性質が違います。
指向性と単色性のためパワーが集中して高密度になります。
レーザー従事者は特性をきちんと理解して作業するようにして下さい。
正しく使用していただくために安全マニュアルを作成しました、ダウンロードしてお読みください。
取り扱う際の注意点
レーザーは目に見えないので、目に入っているのがわからず危険です。以下のことは守っていただくようにして下さい。
腕時計・指輪・ネックレスなどのキラキラしたものは身につけて作業しないようにして下さい。(筆記具・工具類にも注意して下さい)
また、長い髪の毛やネクタイ、開いた袖口などが作業中気づかない間にレーザー光路に入ると燃えたり発煙したりする恐れがあるので、これらが垂れ下がらないように配慮して下さい。
- レーザー光を直接見ない
- レーザー光を人に向けない
- レーザー光を燃えやすいものに向けない
- レーザー光を鏡・ガラス・金属類に向けない
- 可能な限り明るい場所で作業して下さい
- レーザー光と視線の高さが一致しないようにして下さい
納品の際にお願いしたいこと
レーザークリーナーは知識さえあれば誰でも簡単に扱える機器です。
納品の際に取り扱いについて説明いたしますので、作業をする可能性がある方は必ず参加して下さい
レーザー保護メガネについて
強力なレーザ光から眼を護るために、レーザ光を正しく理解し、適正な保護具を使用しましょう。
GGBレーザークリーナーのクラスは「4」です。
市販されている保護メガネでは対応できない場合が多いです。
機器の周波数のクラスに合った保護メガネでないと安全に作業できません。通信販売等で安易に保護メガネを購入・使用することは避けて下さい。
保護メガネを着用していてもレーザー光を直視することはしないでください。
「JIS C 6802」によるレーザ製品の安全基準は以下のとおりです。危険度に応じたクラス分けがなされています。
レーザクラス | 危険評価の概要 |
クラス1 | 設計上、本質的に安全である。 |
クラス1M | 「裸眼は安全」として新設されたクラスである(302.5~4,000nmの波長)。 ビーム内観察状態も含め、一定条件下では安全である。 ビーム内で光学的手段を用いて観察すると危険となる場合がある。 |
クラス2 | 可視光(400~700nmの波長)で低出力(1mWI以下)。 直接ビーム内観察状態も含め、通常目の嫌悪反応により目の保護がなされる。 |
クラス2M | 「裸眼は安全」として新設されたクラスである。 可視光(400~700nmの波長)で低出力(1mW以下) 通常目の嫌悪反応によって目の保護がなされる。 ビーム内で光学的手段を用いて観察すると危険となる場合がある。 |
クラス3R | 直接のビーム観察は潜在的に危険であるが、その危険性はクラス3Bレーザに対するものよりも低い302.5~106nmまでの波長範囲で放出するレーザ。 被ばく放出限界は、400~700nmの波長範囲では、クラス2のAELの5倍以内であり、他の波長に対しては、クラス1のAELの5倍以内となる。 |
クラス3B | 0.5W以下の出力。 直接ビーム内を観察すると危険である。 拡散反射の観察は通常安全である。 |
クラス4 | 危険な拡散反射を引き起こし得るレーザ。これらは皮膚損傷を起こすだけでなく、火災発生の危険もあり得る。これらの使用には細心の注意が必要である。 |
レーザー光以外の危険について
▶︎危険物・有毒物
クラス4のレーザー機器はレーザー管理区域内に爆発性・引火性のものを持ち込まない
レーザー照射によって有毒ガス、粉塵等が発生する場合は、密閉設備、局所排気装置等の設置、防毒マスク、防塵マスクの使用等、労働安全衛生法令所定の措置を講じる。
▶︎高電圧
レーザークリーナーはレーザー光を発生させるために高圧電源を使用しており、感電の危険性があります。
必ずアースを接続して下さい。
レーザー機器管理者について
レーザー機器の取り扱いとレーザー光による障害の防止について十分な知識と経験を有するものを選任して下さい
レーザー管理区域について
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レーザー光が人体に与える影響は?
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人体への傷害としては、目の障害・視力低下や火傷があげられます。
網膜損傷や視神経損傷と目の中心部に損傷を引き起こし回復不能なダメージを引き起こしたり、さらに白内障を引き起こす可能性があります。
人が見る事が出来ない不可視光レーザーから目を保護するために必ずレーザー保護メガネを装着して作業をして下さい。